K-S要因ツール
PDFを保存慢性疼痛を実際にどのような施設で治療に取り組む必要があるのかを考えるために、慢性疼痛患者の分類を、器質的な要因に対して対応すべき施設のレベル(K軸)と精神心理的な要因に対するレベル(S軸)の2つの軸を作り分類を進めています。
各要因の対応レベル
- レベル0:ないかあっても臨床上問題とならない程度
- レベル1:プライマリ・ケア医(非専門医)が対応可能
- レベル2:専門医の介入が必要
- レベル3:専門医による高度な治療・管理が必要
- レベル4:専門医でも対応困難、多少の改善しか見込めない
対応すべき医療機関
- A,C:プライマリ・ケア医(非専門医)
- B1:器質的疾患を取り扱うクリニック
- B2:器質的疾患を取り扱う高度医療機関
- D1:精神心理的疾患を取り扱うクリニック
- D2:精神心理的疾患を取り扱う高度医療機関
- E1:複数の専門家の介入が必要(Multidisciplinary)
- E2:専門家同士の密に連帯した介入が必要(Interdisciplinary)
- F:専門家と連携し、社会的問題への対応も含めた介入が必要